株主によって構成される、株式会社における最高の意思決定機関のことです。
株主総会には二つの種類があり、
・定時株主総会
・臨時株主総会
に分けられます。一般的に新聞やニュースで見聞きする株主総会は、定時株主総会のことを言います。これは、6月に開かれているものです。
ではこの株主総会では何が話し合われているのでしょうか。
代表的なものは、
●取締役・監査役の選任
●取締役・監査役の報酬決定
●計算書類の承認
●自己株式の取得
などです。
株主総会というのは頻繁に開けるわけではなく、日常の経営判断は取締役会などの判断に委ねられています。そこで、その任せるべき役員を決めようという趣旨です。
通常三月決算の会社は、四月、五月と本決算で忙しくなります。
決算書を作成したからといって、正式な決算書となる訳ではないのです。
株主総会で株主が認めて初めて、会社としては正式な決算書が出来た事になります。これらの代表的な事項については、通常定時株主総会で決定されています。
必要があるごとに臨時に開かれる株主総会です。会社法の中で、いくら社長や取締役会であっても決められない事が定めてあります。
●定款の変更
●資本の減少
●株式交換・株式移転
●会社の合併
などが挙げられます。